The First African Intellectual Conference
2004年10月にセネガルのダカールで開催された、The First African Intellectual Conferenceでの、ゾマホンのスピーチ原稿を紹介します。
日本語訳:NPO法人IFE
The First African Intellectual Conference
ダカール / セネガル共和国
2004年10月
Zomahoun DC Rufin
紳士淑女の皆さん
限られた時間のため、私はアフリカ大陸の53カ国に対し、このスピーチにおいて3つだけの提案をしたいです。
最初の提案は、我々アフリカ諸国は連合し、我々の軍事力の為の武器を輸入しないことを決めるべきです。
それは、大量破壊兵器だけでなく、通常兵器さえも含みます。
戦後日本憲法において、いわゆる自衛隊の役割は大いに制限され他国と協力した外国の軍の冒険または遠征の戦闘関連のキャンペーンを今日まで行いませんでした。
日本の国防支出はそのGNPのおよそ1パーセントに限られていました、そして、その自衛隊は災害救助と人道的な任務に集中しています。日本には多くの台風と地震があり、自衛隊はそれに忙しく対応しています。自衛隊は暴動や群衆支配に利用できさえしますが、まだそのような状況は起きていません。
日本は、国防軍へお金をあまり使わなかった為、軍隊への浪費家であったアメリカとロシアのような冷戦ライバルに消費財を売ることができた点は興味深い。
日本は莫大な軍費を支払わない事によって経済成功を収めることができました。そして、アメリカやロシアは、軍事費を浪費したために、特定の分野で日本よりも遅れました。
紳士淑女の皆さん。ここアフリカで輸入された武器は、我々のアフリカ大陸に惨めさ、破壊、腐敗と死以外の何も持ってきませんでした。
我々アフリカの全53諸国は、すべての西洋・アジアの武器輸入品に対して禁止をすることについて話さなければなりません。
我々は、何を恐れているのですか?
アメリカがベナンまたはウガンダの共和国を侵略して、彼らの3000未満の人軍を圧倒したいと思いますか?
我々が恐れているのはアジアや西洋ではありません。真実は、誰もが知っているように、我々は我々自身が怖いのです。そして、我々は西洋が作った境界線の安全について心配します。そのような状況は一種のナンセンスでありませんか?
現在、我々はお互いに我々の調和と連帯を宣言するためにここで集められました。我々全員は武器の使用を放棄する際に一体となって行動すべきです。それが我々の大陸の外側にいる人々のためです。非核地帯を作ることは我々により容易であるはずです。
我々が海外から武器を買わずに蓄える事が出来るお金は、我々の民族国家の農業、医療、情報技術(IT)など、特に職業的、技術的能力を様々な分野の若いアフリカ人を教育するのを助けます。それは我々の若者に仕事を与えて、我々の国を発展することができます。多くのお金は、我々のインフラを改善するためにも残るでしょう。
その方針の実施は、我々を貧困にさらす頭脳流出という状況を避けることも助けます。
私の第2の提案は、我々の民族国家の各々が彼らの学校レッスンの一部として我々の若者に愛国心を教える方法について考えなければならないということです。
たとえ我々の国の多くが人工的につくられた国であるとしても、みんな公式な独立国家です。愛国心はさまざまな進歩に不可欠です。
3つ目の提案は、我々の夢であるアフリカ連合の実現の方法と我々の文化的なアイデンティティを保護する方法の提案です。
我々はアフリカ大陸公用のアフリカ語を決めるべきです。インドネシアの建国者スカルノ大統領は、インドネシアの少数派の方言をインドネシア語の新しい国家言語の為のモデルとして選ぶことによって、我々全員に、価値ある例を与えました。その言語は議論の余地がありませんでした。
将来、アフリカ連合の代表者になる人は、アフリカ語の天才と考えられるような、アフリカ語の能弁な話者であるべきでしょう。
実際的な提案として、アフリカの5つの地域の各々が、地域の言語に決め、各々の民族国家が、独自の母国語を決めることです。これは、我々にとっても重要である西ヨーロッパ言語を廃止していることを意味しません。
このことに関して、我々は我々自身の文化を促進しなければなりません。ナイジェリアのオバサンジョ大統領がそうしているように、我々は我々のリーダーに自国の衣類を着るよう頼まなければなりません。
最後に、我々は我々の偉大なパンアフリカ専門家と彼らの伝記という名の国際的なカリキュラムを取り入れなければなりません。私が現在思い浮かぶ名前は・・・・・
- サモリ・トゥーレ
- エル・ハッジ・オマール
- ベハンゼン
- ビオ・ゲラ
- サンカラ
- マンデラ
- デスモンド・トゥトゥ
- ウォレ・ジョインカ
- ケレク
- コフィ・アナン
- クワメ・エンクルマ
- アズインケ
- チェイウ・アンタ・ディオップ
- セク・トゥーレ
- アマニ・トゥナミ・トゥーレ
ありがとうございました。